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海外Ph.Dの行き先(日本でのアカデミア編) 

先日の学会で日本で活躍されている若手の先生方や研究員の方々と話をする機会があったが、やはり自分が気になるために、よく自分の今後の進路について相談をする。

海外でPh.Dをとるということに関しては、メリットはもちろんデメリットもある。これに関しては留学生の間でもかなりの議論されていることだと思う。これから書くことは、ロボット関連のことだけれど、もしかしたら他の分野でもそうなのかもしれない。

研究者として留学するメリットとしては
1.日本国内だけではできないことができる
2.英語がうまくなる
3.進路先の選択肢が広がる
4.お金がもらえる

1に関しては人によるのだけれど、自分に関していえば、潤沢なグラントを使える研究環境の他にも、安い義足をつくってインドにもっていくプロジェクトに参加したり、MITの学生相手にrobo-oneをオーガナイズしてみたり、なにかやろうとすればしやすい金銭的にも恵まれた環境であると感じる。2に関してはもちろんだれも疑わないだろう。しかし、ネイティブレベルかといわれると、絶対にそれはないと思う。よく1,2年アメリカにいれば、英語は完璧になると思っている人がいるようだけれど、実際は4,5年いても純日本人は結局はネイティブとの差を歴然と感じ続けているはず。3はいろいろな経験をすることができるので、自ずと人間関係は広がり、いままで一人では知り得なかったことを知るようになり、当然将来のオプションの増えていく。4はあまり知られていないようだけれど、大抵留学生は授業料と生活費を研究室の先生から支給されている。

つぎにデメリットを考えてみる。
1.博士取るまでの時間が長い
2.学会論文、雑誌論文を出しづらい
3.日本でのコネを増やしづらい

(学科や大学によって異なるだろうけれど)平均5年はかかるアメリカでの博士課程。修士をもっていても結局はQualifying examがあるので、同じ大学で修士と博士を取得する場合には、実はあまり年数に影響はない。2の論文の数に関しては、一言申したい。日本の学生は国内の雑誌があるために、あきらかに論文の数を揃えやすい。さらに狭い業界であるために、研究室の先生が論文誌の特集を組むときには同じ研究室の学生の論文が投稿される。一方で海外でPh.D取得を目指す学生は最初の2年はQualifying Examがあるために、授業でいっぱいいっぱいになる人が多い。そのあとも結局はマイナーなどのために授業は取り続けなければならない。論文の質を無視して、論文の数を評価の対象にいれる大学があるのはどうかと思う。最後にやはり狭い業界では良くも悪くもコネが必要であるということをよく思い知らされる。博士課程を終了した人たちは多くが本人、あるいは先生の知り合いのところにお世話になることが多いのも一つの理由だ。

別に日本の博士がだめだといっているのではない。日本の学生はあまり授業がないために、純粋に研究をする時間の割合が多いのが魅力だと思う。ただ、日本の博士とアメリカのPh.Dを同じ土俵にのせて勝負させても意味がないのではと思う。

今回いろいろな人と話をするまで、このような不満を日々持っていた。そのために、日本のアカデミアへの就職はかなりきびしいものと思っていた。いまでも厳しいとは思う。しかし、今回の学会で会った先生方の話によると、評価対象も徐々に変わってきているらしい。とくに、アジアや欧米からの留学生が増えている大学では、英語で講義ができるということもプラス査定になるとのこと。

ただ、評価方法や大学のシステムが変わってきている反面、まだまだ至らない点も多いらしい。例えば、海外の大学ではよくあるテニュアの制度を取り入れている大学も増えてきた。しかし、本質はあまりかわっていなかったり、任期があるだけだったりするらしい。古くからのこっている講座制というものも、システムを新しくすることへの妨げになっている大学もあるらしい。

日本は優秀な研究者を増やすために、ポスドクを増やしたり、高校生向けのプログラムを用意したり、大きな助成金を大学向けにつくったりと一見努力を試みていはいる。海外の大学へあわせるために、教授、準教授、助教という名前に変わったりと、様々な制度も新しくなったけれど、本質を知らずに海外のまねだけしてみても、結局は民間主体の日本の科学技術は変わらないと思う。変な欧米化はしなくていいから、とりあえず名刺のサイズは同じにしてほしい。。

正直、いろいろなオプションはあるけれど、卒業してからの進路はまだ決めていない。こんな時代、卒業したらなにをすればいいのだろう。なにかコメントや反論があれば、ぜひぜひお願いします。
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media labへの留学 

最近、メール等で大学院留学に関する質問をよく受ける。よそのwebsiteを見てみると、自分の所属するメディアラボには独特なシステムがあるようなので、いろいろと調べてみた。将来個々に留学する人のために、ここに記録を残してみた。ただし、ここでの情報がすべてではないので、あくまで参考程度にしてほしい。

まず、勘違いしてもらいたくないのはmedia labは一つの学科であるということ。授業もあるし、所属する学生もたくさんいる。ただし、所属する学生は全員が大学院生で大学生は存在しない。

まずメディアラボにapplyするためには
-TOEFLのスコア(computer-based 250以上)
-portfolio
-志望する研究室3つ
-Statement of Objectives
-GPA
等を提出する必要ある。(去年まではrecommendation letterが必要だったけれど、今年はその記述がない。)つまり、他の学科では必要とされるGREを必要としない。(ちなみにEECSのArea IIもmedia labと同じくGREを必要としていない。)

TOEFLとGPAのスコアはただの足切りという話だけれど、周りを見てみると3.8をしたまわる人がほとんどいない。ほとんどの人が4、つまりオールAをとってきた人ばかり。おそらく足切りと見てもいいと思う。

media labで特殊なのはportfolioの提出ができるところ。つまり、自分の実績をアピールすることができる。そして、書類審査のあと希望しているアドバイザーとの面接によばれ、そこで気に入られたら合格、そしてRAをして雇ってもらえることも同時に確約される。(他の学科ではRA付き合格とRAなし合格があるらしいけれど、media labではRA付き合格しかないらしい。)

つまり、一番大切なのはportfolioで、その分野で志願者がどれだけの功績•実績をもっているか、その分野どれだけ名前が知られているか、あるいはアドバイザーにとって志願者がどれだけ魅力的な人材かが大事だと思われる。

例えば、うちのアドバイザーは過去にどれだけの機械設計をやってきたか、どんなロボットを作ってきたか、どんな論文を発表してきたかをみて、学生を選んでいるらしい。

他の学科/大学では、学生のセレクションをするコミッティーがあって、数人の先生が学生をあるcriteriaによって選んでいるという話を良く聞く。media labにはこのようなコミッティーがなく、個々の先生が自分が欲しい学生を選んで、合格とRAの確約を与える権限があるらしい。つまり、自分が行きたい研究室の先生に、自分の人間性•実績などを書類審査よりも前に知ってもらっていると有利であると思われる。


まとめると、個々の研究室に特化した、何かしらの実績•功績をもっている必要があり、さらに書類審査前にアドバイザーに会って、顔を覚えてもらっておくといい(かもしれない)

かなり適当に書いたけれど、あとでまた書き足すor書き直すかもしれない。今回の内容はmedia labの学生数人とうちのアドバイザーに話を聞いた結果、行き着いた一つの結論である。

なにか質問があればいつでもどうぞ。

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