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Enhancing my QOL

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workshop at UW 

もう数週間前のことになるけれども、シアトルのUniversity of Washingtonで開かれたワークショップに招待され、参加してきた。

ワークショップの数日前、急に知り合いからメールを受け取った。なんでも途上国での障害と技術に関するワークショップを開くけれども、MITからも一人招待したいとのこと。何回かメールをやり取りした後、行けなくなった知り合いの代わりに急遽自分が1泊3日の強行スケジュールで参加することになった。

アカデミック編
今回招待されたワークショップはこれ。オーガナイザはchangeというUniversity of Washington内のグループで、ICT(Information and Communication Techonlogy)を使った途上国開発を志している。メンバーのほとんどがコンピュータサイエンス学科に所属しているため、ワークショップの内容も障害者を補助するようなソフトウェアの紹介が多かった。例えば、目が見えない人のため声を使ったコンピュータインターフェースや、耳が聞こえない人のための言語学習システムなど、いま現在途上国で使われている既存の技術の紹介が多かった。自分は身体障害に関わっているため、Northwestern UniversityのWu氏のVacuum Castin Systemがとても印象に残った。これは通常数日は必要な義足用ソケットの作成プロセスを、数時間にすることができるというものだ。



Wu氏とは以前から知り合いで、1年前にはMITに招待し、授業の中で講演をしていただいたこともあった。そのときにはまだこのシステムは出来ていなかったはずで、実は我々DWPでも同じようなプロジェクトが進行中であった。2007年のIDEAS competitionというビジネスプランコンペティションで受賞したアイデアである。しかし、彼がすばらしいシステムを作ってしまったので、MITでは頓挫してしまったという経緯があった。 

ワークショップで再会したWu氏は、医者としては既に引退されているけれども、非常に活動的で新しい共同研究のネタをいろいろと提供してくださった。

このワークショップは、発表者の隣に手話を使った通訳が常に待機し、さらにリアルタイムで発表者が話した言葉がスライドの隣のスクリーンに映りだされていた。何でも、話した言葉を恐ろしい速さでタイプすることができるプロがいるらしい。

workshopatUW1.jpg

MITのD-labを始め、いろいろな大学で途上国開発への工学的アプローチが広がりつつある。しかし、以前として大学の研究室で行われているのは論文主体のものが圧倒的に多い。国連が提唱しているミレニアム開発目標などに代表されるような、人類が直面している大問題に対して工学ができることは、実は限られている(もちろん分野によるが)。最先端の技術開発ももちろん重要だけれども、大学の教授陣がもう少し開発に目を向けると、本当におもしろい技術がぽんぽんと生まれると思うのだけれど。。。。

旅情編
今回ワークショップが開かれたシアトルは実は2回目の訪問で、8年前にきたことがある。そのときはまだ修士の学生で、ロボカップというロボットのサッカーの大会のために訪れたのだ。ワークショップが終わった後に4時間ほど飛行機の時間まで空いていたので、ダウンタウン周辺をぶらぶらと歩いていると、何カ所か見覚えがある場所があった。とくにこのspace needleは当時滞在していたホテルから近かったので、よく覚えていた。さらに、当時イチロー選手がいるということで、見に行ったsafeco fieldも思い出深い場所の一つ。現在もまだイチロー選手が同じチームで活躍しているとは、本当におどろきでもあり、不思議とうれしくもある。

workshopatUW2.jpg

昔の写真もアップしようと掘り出してはみたものの、自分の姿が知らないうちにあまりに変わっているのにショックをうけ、断念しました。。。。
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日本ロボット学会学術講演会 

少し前になるけれども、日本ロボット学会学術講演会のオーガナイズドセッションで発表をする機会があった。学会の会場は横浜国立大学だったのだけれども、学会で初めての試みとしてポリコムをつかった遠隔地での発表をやらせていただいたのだ。


RSJ2009.jpg


セッション名は「国際的に活躍する若手研究者をめざして」というもので、実際に海外で研究を行っている、あるいはしていた若手の研究員が自身の体験を話すというものだった。発表者は多岐にわたって、アメリカはもちろん、フランスやスイス、イタリアで活躍されている方々であった。おそらく自分だけが学生で活躍とはほど遠いものだけれども、自分が留学中に体験したなかで非常に印象深いものを発表した。それはSTeLAD-labだ。

STeLAはもはや自分の中では過去のものになってしまったけれども、今でも続いているもので年に一回リーダーシップフォーラムを開催している学生団体である。簡単に説明するといろいろな国の学生を一カ所にあつめて、さまざまな課題をいっしょにこなしていき、自身のリーダーシップを磨いていくというものだ。ロボット研究に一見関係のないものだと思われがちだけれども、さまざまな分野の知識が必要な分野なので、この集合知をマネージメントするには欠かせないものの一つである。

STeLAを経験してから思い始めたことが、リーダーシップとは結局取り組むべき対象があってはじめて発揮されるものであるということ。その対象は自分にとって、心から熱中できるものでなければならない。STeLAが終わってから、なにか実践できるようなものに取り組みたいと思うようになり、それが自分にとっては、本職の義足の研究、そしてD-labだった。

D-labとは、MITにある学部生向けの国際開発と適正技術に関する授業だ。ぼくはその中の一つのDeveloping World Prostheticsという授業を教えている。研究室では、モータやセンサなど高価な要素を組み合わせて義足をつくっているのだが、一方で授業の中ではインドやアフガニスタンでも使えるような安い義肢装具を現地で手に入る材料と現地で使える加工技術だけを使って制作している。ロボット学会では、最先端の技術が発表されているわけだけれども、一方でロボット技術のアプリケーションの一つとして、途上国向けの研究が認められてもいいのではと個人的には思っている。

とえらそうに発表してしまったけれども、深夜の0:00に一人で、カメラに向かって発表するのはさびしいものだった。ポリコムで発表したためか、あるいはもともとつまらないネタだったためか、笑いをとろうとしたところではすべり、時間も少々オーバーしてしまい、発表自体は散々であったけれども、発表のあと何人かのロボット研究者がD-labの取り組みに興味をもってくれて、日本でもいくつかおもしろそうなことができそうだ。

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人の死 

最近まったく記事を書かずに、メールを何通かいただいた。まだまだ学生やっていますし、卒業していません。

最近これまで以上に人間の生死について考える機会があった。

ひとつひとつは単純なニューロンが大脳で数百億個、小脳で1000億個と怒濤を組んで複雑な思考を生み出す人間が未だに信じられない。デカルトが約300年前に「我思う、故に我あり」といったように、自分も「自分」を意識して生きている。体験したことがないのに、「自分」が消えてなくなることを、本能的に恐れている。それが他人に起ころうとしているときに、本能的に持っている死への恐怖と、その人の意識がなくなることへの悲しみ、いろいろな感情がごっちゃになって絶望が襲いかかってくる。そんなことが起こったらしばらく立ち直れそうにない。誰もが乗り越えなければならないものなのだろうけれど。

昔はいやでいやでしょうがなかった法事や墓参りも、今となってはしっかりとやらなければという考えになった。こういう行事や宗教は、亡くなった人のためというよりは、現世の人のためにあるものだ。あまり、自分は非科学的なものは信じないけれども、お墓に入っている故人を思い出したり、先祖に感謝を忘れないための機会を与えてくれる。こんなことをいったらお寺関係者にひどく怒られそうだ。

前野先生の受動意識仮説に関する本には「人間は自発的に行動したことも、実は脳によって自分がやっていると思わされているから、それを悲しむよりも、割り切って人生楽しくいきていこう」というようなくだりがあった。悲しみも脳が勝手に作り出している幻想ということなんだろうか。その割には本当に重すぎる幻想だ。脳がすごいってことか。

明日からSt. Louisへ学会に行ってきます。まずは自分を立て直さないと。

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